12月 11 2023
新しい事業本部が本日正式にオープン FERRETTIグループのアンコーナスーパーヨット造船所の 戦略的拡張が更に前進。
2023年12月11日アンコーナ – Ferrettiグループは売上高だけでなく、生産能力と生産効率においても成長を続けています。
造船業界や海事関係の代表者や権威が臨席する厳粛な式典の中、アンコーナのFerrettiグループスーパーヨット造船所の新エリアが竣工しました。
重鎮とFerrettiグループのCEO Alberto Galassiのテープカットでこのスーパーヨット造船所の新スペースが正式オープンし、戦略および運営の重要拠点となります。Enrico Mattei通りにある建物は、モダンで機能的に大規模改装を行い、経営、設計、企画などアルミニウムとスティール製ボート製造に関わる全部門の新しい本拠地となります。
“新しい発展や更なる成長で満載の2023年は私たちにとって重要な年となりました。香港に続くミラノでの重複上場、ラヴェンナ造船所の買収、そして本日ここアンコーナに未来とイタリアンラグジュアリーを語る新しい空間が誕生しました。” とFerrettiグループのCEO Alberto Galassiが言います。“この新エリアをもってFerrettグループスーパーヨット造船所が完成し、当社のテクノロジーとスタイルへの探究が更に一歩前進します。ここは当社従業員がその卓越したスキルを十分に発揮できる理想的な環境であり、私たちのオーナー方が世界で最も美しい船を選択できる場所です。なぜならここはヨットを愛する人々の夢が実現する場所であるからです。”
新エリアは総面積4,200㎡、その内3,000㎡がオフィススペースで、技術オフィス、プロジェクトマネージャー、プロジェクトアーキテクツ、購買、プランニングと管理、物流、生産管理、建造プロジェクトエンジニア、ボートフォアマンのホームとなり、クライアント用の広々としたエレガントなレセプションエリアもあります。
アンコーナの造船地区の現存する建物を拡張・再開発した新しいスペースは、Ferrettiグループの有名な船舶からインスピレーションを得ており、インテリアデザインは高級レザー、木材、大理石などヨットに使われているものを使用してダイナミックさを反映し、それぞれの空間をパーソナライズして手すりや模型ボートの展示ケースなどあらゆるもののディテールにまで愛情を込めて作り込んでいます。
総面積80,000㎡超のアンコーナ造船所は長さ40メートルから90メートルまでのプレジャーボートとスーパーヨットの建造用に設計されています。
この拡張はFerrettiグループスーパーヨット造船所を戦略的なマルチブランドヨット建造拠点として統合する極めて重要なものです。ここでFerrettiグループのCRNスーパーおよびメガヨット、 Custom Lineの全シリーズ、50mを超えるRivaヨット、Pershing 140が建造されます。
造船所には670トンまで運べるトラベルリフトがあり、長さ50メートルまでのスティールとアルミニウム製ヨットの進水に使われます。
製造現場には9つの作業小屋があり、24隻のスーパーヨットが並行して建造できます。この近代的なハイテク作業小屋にはそれぞれに最新鋭の空気抽出システム、圧縮空気システム、集中テクニカルガスシステム、船上への資材積み上げ用の天井クレーン2台を備えています。
造船所の目の前に広がる海はアドリア海への玄関口であり、プライベートな観光用マリーナとしてもすばらしい場所です。海岸沿いの250mに渡る大きなバースで一度に最大15隻のプレジャーボートおよびスーパーヨットの艤装や仕上げ、検査や点検が行えます。
持続可能性と環境への配慮としてアンコーナFerrettiグループスーパーヨット造船所では、数年前から電気、熱、冷却エネルギーをクリーンに生産する近代的な三世代発電プラントが稼働しています。